社会福祉士実習指導者とは、相談援助実習を指導する人のことをいいます。社会福祉士になるには、国家試験を合格することが必要です。受験資格を得るためには勉強だけでなく、介護施設や病院などの指定実習施設にて相談援助実習をおこなわなければなりません。その指導を担当することがこの資格の役割です。
社会福祉士実習指導者講習会のご案内 「社会福祉士及び介護福祉士法」の改正により、社会福祉士養成カリキュラムが改訂され、相談援助実習を行う実習指導者の要件として、 実習指導者を養成するための講習会の受講が義務付けられ 2012 年 4 月から完全施行されました。本講習会は実習指導者の要件を満たす講習会として厚生労働省に届出られたものです。
※実習施設等における相談援助実習指導者の要件となる研修です。
養成課程における実習演習科目担当教員の要件となる『社会福祉士実習演習担当教員講習会』とは異なりますので、ご確認の上お申込みください。
社会福祉士実習指導者講習会の対象者は、社会福祉士の資格を取得し、相談援助業務に3年以上従事した経験がある方です。ただし、実務経験が3年未満であっても講習会を受講することは可能です。
社会福祉士実習指導者講習会は、厚生労働大臣が定める基準を満たすものとしてあらかじめ届け出られた講習会です。講習会では、実践的な人に教えるコツを学ぶことができ、指導力を磨くことができます。
Q1、社会福祉士実習指導者になるには
A、実習指導者になるにはまず、社会福祉士の資格取得が必要です。その後、相談援助業務に3年以上従事する必要があります。そしてそのあと、2009年より社会福祉士実習指導者講習を修了することが必要となりました。なお、この講習は従事年数が3年未満の時点であっても、社会福祉士の資格があれば受講が可能です。
Q2、社会福祉士の実習では何をするのでしょうか?
A、ソーシャルワーク実習の内容は、実習先施設や、現場で実習生を指導する「社会福祉士実習指導者」の考え方などによって異なります。しかし、大きく分けると、相談と介護の2種類があります。施設の利用者が何に困っているのかを聞き取り、解決方法を考えて実践する業務です。